バイトをすぐ辞める人になってしまうと、その後、バイトを続けていくうえで大きなトラブルを生む可能性があり、最終的には自分自身の首を絞めることになります。
問題なくバイトを続けていくためには、バイトをすぐ辞める人にはならないことが大事です。
では実際に、バイトが長続きしない、バイトをすぐ辞める人になってしまった……そんな悩みを抱えたときはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、バイトをすぐ辞める人のために、頑張ってバイトを続けるコツをご紹介していきたいと思います。
バイトをすぐ辞める人の特徴とは?
ではまず、バイトをすぐ辞める人の特徴から見ていきましょう。以下のような特徴に当てはまっている人は要注意です。
嫌になった→辞めるという感覚がしみついている
まず、すぐにバイトを辞める人は、嫌になったら辞めれば良いという感覚が染みついている場合が多いです。
嫌になった→頑張って続けてみようという思考回路になって前向きになることができず、すぐに辞めることを選んでしまうのです。そのため新しいバイトを始めては辞める、を繰り返してしまうため、とにかくバイトが安定しないのが特徴的です。
人間関係を構築するのがあまり得意ではない
バイトをすぐ辞める人は、もともと人間関係を構築することが得意ではないことが多いです。コミュニケーション能力に自信がない、人と話すのが苦手……そんなコンプレックスを抱えている人が多く、少しでも人間関係で嫌なことがあると、バイトをすぐ辞めてしまいます。
バイトを続けていくうえで、確かに人間関係はとても大事な要素です。人間関係がうまくいかなければ、当然、バイトを続けていくモチベーションも上がりません。それどころか悩みが増えるため、辞めたいと感じる心理は強くなる一方です。
普段からないものねだりしやすい
バイトをする辞める人は、普段から「ないものねだり」をしやすい性格であることが多いです。今の環境にないものを常に求めてしまうため、それがバイトの辞めやすさにも影響してしまうのです。
もっと時給の高いバイトがいい、もっと楽しい仕事内容のバイトがいい、もっと楽に働けるバイトがいい、もっと相性の合う人が多いバイトがいい……そんなないものねだりをするため、別のバイトを求めてすぐにバイトを辞めてしまいます。
バイトをすぐ辞める人になると何に困る?
では実際に、バイトをすぐに辞める人は、どんなことに困ることが多いのでしょうか。バイトをすぐ辞めることに悩んでいる人は、以下のようなことにリスクやデメリットを感じて、バイトを続けるモチベーションに変えていけると良いでしょう。
仕事のスキルが向上していかない
バイトをすぐ辞めてしまうと、仕事のスキルはいつまでも向上しないままです。経験値が上がらないとも言い換えられるでしょう。
どんな仕事も浅く経験した状態で、「こんなことができます!」と胸を張ってアピールできるような能力が培われないということです。現時点では問題にならないかもしれませんが、このように経験が浅いことは、就活のときや社会人として就職した後に不利になることが多いです。
人間関係が充実していかない
バイトをする辞める人は、人間関係が充実していかないことが多いです。すぐに辞めてばかりでは、当然、バイトでは友達もできないでしょう。すぐに関係が切れてしまいます。
仕事やバイトで友達を増やし、人間関係を充実させていく人は多いです。たくさんの人との出会いがあるバイトなら、その人にとってバイトは一番の人脈を充実させる場になります。
ですがバイトをすぐに辞める一方では、当然、友人知人の関係は充実していきません。友達が少ないなどの悩みも生まれがちです。
お金が貯まらない・生活が苦しくなりやすい
お金が貯まらないこと、生活が苦しくなりやすいことも、バイトをすぐに辞める人が困りがちなことの一つです。
例えば1週間でバイトを辞めることを2回繰り返しただけでも、その月はほとんどバイトによる収入は期待できません。バイトをやめてすぐに次のバイトに行けるわけではありませんから、途中、収入が途絶える期間はかなり生まれてしまいます。
そんな状態が続けば、経済的に困窮するのも当然です。バイトをすぐ辞める人は、貯金が少ない、貧乏な思いをしている、そんな特徴が目立つことが多いです。
バイトをすぐ辞める人になってしまった…続けるコツとは
では、実際にバイトをすぐ辞める人になってしまったときは、どのようにそんな自分自身の状態を脱していけば良いのでしょうか。自分自身でも、「もっとちゃんと続けたいのに」と悩みに感じている人は多いでしょう。
ここからは、バイトをすぐ辞める人に向けて、バイトを続けるコツを解説していきたいと思います。
「3か月続けてみる」の考え方を大事にする
バイトを辞めることが癖になっている人は、とにかくまず最初は、続けていくためにも「3ヶ月は辞めないこと」を心がけてみましょう。
絶対に辞めないようにするというのはさすがにハードルが高いでしょう。ですが「3ヶ月」という期間をあらかじめ決めておけば、まだなんとか続けていけそうな気持ちにもなれるはずです。
実際、3ヶ月続ければ、バイトの環境や仕事内容にもなじめる場合が多いです。まずは、3ヶ月頑張って続けることを目標にしてみましょう。
人間関係がうまくいかないなら「稼ぐため」と割り切る
バイトをすぐ辞める人は、人間関係に悩んでしまうことが多いです。周りの人の輪に入っていけない、自分だけが浮いている・孤立しているのが耐えられない、そんな状況に悩んでしまうのです。
もちろん最終的には人間関係を充実させられるのが理想的ですが、どうしても無理という場合は、あえてバイト仲間と仲良くなろうとこだわらないことも大事です。
そもそもバイトという時点で、友達を作りに来ているわけではないのも事実です。働きに来ている、お金を稼ぎに来ているという目的を思い出せば、そこまで人間関係が充実しなくても気にならないでしょう。
「稼ぐため」と割り切ってバイトにいそしめば、それだけで悩みは少なくなるということです。そうすれば結果として、いずれは気の合う友達ができるかもしれません。
自分に合うバイト・職場を見つけることも大事
バイトを続けていくこと、すぐ辞めないことを意識するなら、自分に合うバイトを見極めることも大事になってきます。
自分に合わないバイトを無理に続けようとしても、ストレスはたまる一方です。自分にとって無理なく続けていけるバイトを見つけることも、すぐにバイトを辞めない対処法につながります。
そんなすぐにバイトを辞める人はどんな風にバイトを選べばいいのか、バイトの選び方については次の項目で解説していきます。
すぐ辞める人におすすめのバイトの選び方
すぐにバイトを辞める人は、バイトを続けていくための対策として、自分に合ったバイトを見つけるという方法があります。おすすめのバイトの選び方については、以下を参考にしてください。
そのバイトに集まる人の特徴を考えてみよう
人間関係が合わないことが原因でバイトを辞めてしまう人は、自分にとって相性の良い人とバイトをしていくことを重要な条件として考えたいところです。
まずは、そのバイトに集まってくる人の性質・特徴を考えてみて、自分と相性は合うかどうかを判断してみましょう。性格的に合わない人が多そう、と感じたら、無理にそのバイトには応募しない方が良いかもしれません。
本当にやりたい仕事を選ぶ
自分にとって本当にやりたいバイトなら、すぐに辞めることも少ないかもしれません。仕事自体にやりがいを見いだして、楽しく積極的にバイトができれば、それが続けていくモチベーションにつながります。
本当にやりたい仕事なら、少しくらい嫌なことがあっても気にならないことが多いです。バイトすること自体が楽しいので、多少苦手な人がバイト仲間にいたところで、働くことでストレス解消できます。
自分に向いている仕事、やりたい仕事を冷静に見極めてみましょう。そこから本当にやりたいバイトを見つけて応募すれば、すぐに辞めることも少なくなるかもしれません。
コミュニケーション量の少ないバイトを選ぶのもおすすめ
人間関係を構築するのが苦手な人、人と話すのがあまり得意ではない人は、コミュニケーション量自体が少ないバイトを選ぶのがおすすめです。コミュニケーションの量がそもそも少ないバイトなら、友達を作らなきゃと焦ることもありませんし、周りに対して気を遣うようなこともなくなります。
ひたすら黙々と作業する系のバイトや、在宅でできるバイトなどを選ぶと、人間関係の悩みはなくなるためバイトも続けやすくなります。すぐバイトを辞める人は、コミュニケーション量の少ないバイトもぜひ選択肢の一つに入れてみましょう。
時給の高いバイトなら稼ぐモチベーションも上がるかも?
時給の高いバイトなら、稼ぐモチベーション自体も上がりやすいかもしれません。もちろん人によって向き不向きはあるため、自分に向いているかどうか確かめるのは大前提として大事です(高時給のバイトは仕事内容がきついことも多いため)。
ですが短時間で稼げること、割が良いことは、嫌でもバイトを続けていく理由になります。多少気に入らないことがあっても、我慢できる人は多いはずです。バイトをすぐ辞める人は、とにかく稼ぐことをモチベーションにするために、時給の高いバイトを見つけるのもおすすめです。
まとめ
バイトをすぐ辞める人になってしまうと、ゆくゆくは自分自身が困ることになります。後になって「もっと我慢してバイトを続けていればよかった」とならないよう、すぐバイトを辞める人にはなるべくならないようにしたいですね。
現在すぐバイトを辞めることに悩んでいるなら、続けていくための対策は早めに実践していくべきでしょう。自分に合ったバイトを探しながら、ぜひなるべく長くバイトを続けていけるよう、今回ご紹介してきたような対処法を試してみてください。