バイトに入ってすぐ辞める場合のポイント

アルバイトを始めてはみたけれど、仕事が想像以上にハードですぐに辞めたくなるというのはよくあるケースです。

バイトに入ってすぐ辞めるのは決して好ましいことではありませんが、我慢して勤め続けて体を壊してしまっては元も子もありません。

私たちは食べていくために働かなければなりませんが、合わない職場で無理を重ねてもプラスにはなりませんから、「これはとても続けていけない」と判断した場合にはできるだけ早くアルバイトを辞める意思を上司に伝えることが大切です。

どんなふうに辞めれば波風が立たないのか、ここではそのポイントを見ていきましょう。

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バイト入ってすぐなのに辞める場合の理由

バイトに入ってすぐにもかかわらずやめる場合には、それ相応の理由があるはずです。

「職場の雰囲気が合わない」というのはバイトを辞める理由としては多いのですが、この場合、上司に直接本当の理由を言うわけにはいきませんので、退職の意思を伝える際には別の理由を考えなければいけません。

学生であれば「学業が忙しくなってきてゼミの準備などもしなければならない」という理由をつければ上司もとやかくは言いません。

ただ、バイト先が忙しくて人員不足の場合には「学業が忙しい」という理由だけでは、「じゃあ週に4日シフトの代わりに週に2日でお願いします」といった形で引き止められてしまうこともありますので注意しましょう。

「体調不良」も理由としては正当ですし、バイト先に悪印象を与えることもありませんが、住民の少ない地方自治体に住んでいる場合には他のバイトを始めようとした時にこれがネックになる可能性があります。

バイトに入ってすぐなのに辞める場合の上手な伝え方

バイトを辞める決意をしたら、入ってすぐに伝える方がいいのですが、上手に伝えないと後でトラブルになることもありますので注意しましょう。

というのも民法では「退職を希望する日の2週間前までに辞めることを伝えれば良い」と定めているからです。

ただしこれは期間が定められていない雇用の場合だけに適用されるもので、あらかじめ3ヶ月など雇用契約で期間が定められている場合にはバイトに入ってすぐに辞めることはできません。

有期雇用の契約を交わしてバイトを始めたのに、契約期間が終わる前に辞める意思を表明した場合にはバイト先から損害賠償を請求されるケースもありますので十分に気をつけたいものです。

入ってすぐにもかかわらずバイトを辞める場合には退職願を出して意思を表明する、あるいは電話で伝えるなどいくつかの方法がありますが、それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上でどの方法が一番いいかを選んでください。

直接会ってバイトを辞める意思を伝える

本来であれば、上司に直接会ってバイトを辞める意志を伝えるのがマナーです。

アルバイトは正社員とは違ってあくまでも暫定的な仕事ではありますが、だからといって辞めたい時に適当に辞めればいいというものではありません。

やはりきちんとマナーを守って、手順を踏んで退職をすることが大切です。

上司に面と向かって退職したい意思を伝えるのは心苦しいかもしれませんが、正直に心の内を伝えれば相手も必ず理解してくれるはずです。

口頭で直接伝える際には退職を希望する日をきちんと伝えることがポイントです。

また、お世話になったことを感謝する言葉も忘れ添えるようにしましょう。

電話でバイトを辞めることを伝える

上司とシフトの時間が合わない場合、なかなか直接会う機会がない場合にはまず電話でバイト辞めることを伝えておくのも一案です。

バイトに入ってすぐに辞めるとなると雇用側も代わりのアルバイトを早急に探さなければならないので、できるだけ早く意思を表明しておくことが大切になります。

まず電話で上司に辞める決意を固めたことと退職を希望する日を伝え、いつ直接会って話をできるかを尋ねるのが礼儀です。

上司が「◯◯日の◯時に話し合おう」と言ってきたら、その日に退職願を持参した方がいいかもしれません。

メールで辞めることを伝える

職場ではなかなか上司と顔を合わせる機会がないし、電話でも忙しくてつかまりにくいというような場合にはメールで辞めることを伝えるのもいいアイディアです。

メールであれば送信した日時も記録されますし、書面に退職希望日が明記されていますので雇用側としても退職手続きをスムーズに行うことができます。

電話とは違って上司が時間のある時に見れるのがメールのメリットですが、携帯やスマホでメール受信をしている上司の場合には真夜中や土日などにメールを送らないようにする心配りも必要です。

退職願で辞める意思を表明する

メールよりもさらに格式ばった形でバイトやめる意思を表明したいのであれば、「退職届」を郵送で出すのが一番です。

退職届を書留あるいは内容証明で出しておけば「入ってすぐなのにバイトを辞めることは聞いていない」などと雇用側に言われるリスクもありません。

通常の場合であれば退職願は書留で出せば十分ですが、入ってすぐやめることによってバイト代がもらえないような可能性がある職場の場合には内容証明で出しておいた方が安心です。

バイトに入ってすぐで辞めることを伝えるメールや退職願の例文

バイトに入ってすぐとはいえ、仕事を辞める場合には礼儀を尽くした文書を送っておくのがマナーです。

以下に参考例文を掲載しましたので、これから文章を作成する人はぜひ参考にしてみてください。

メールでバイト先に辞めることを伝える場合の例文

メールを送った場合には送信日時がはっきりとわかりますので、法律的にタイトな会社でも後々トラブルになることがありません。

送信先は必ず直接の上司宛てにします。

バイト先の会社が大企業の場合には、企業の代表メールアドレスにメールを送っても、調子に届かないことがあります。

メールには件名を書く欄がありますが、ここには自分の名前と用件を必ず書くようにしておかないと他のメールと紛れて見逃される危険があります。

用件は「退職のご相談」などとしておけばわかりやすいでしょう。

ーーーーー
件名:退職のご相談 △△(名前フルネームで)

本文

◯◯店長

お疲れ様です。アルバイトの△△です。
入ってすぐで大変恐縮なのですが、学業に専念するため、◯月◯日付けでアルバイトを辞めさせて頂きたいと考えております。

本来は直接お目にかかってご報告するべきことなのですが、なるべく早くご相談すべきと考えて先にメールさせていただきました。

退職までのアルバイト業務の引き継ぎやシフトの調整などに関しては次回の出シフト時にご相談できればと思います。
次の出勤は〇月〇日18:00~ですがご都合はいかがでしょうか。

◯月◯日で難しい場合にはご都合のつく日時を教えて頂けると助かります。
お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願い致します。

◯月◯日 △△(署名)
ーーーーー

最後の日付はメールの場合、特に表記しなくてもかまいません。

相手先に辞めることを連絡する退職願の例文

退職願はメールと比べるとかなりシンプルな作りですが、文字数が少ない分、全体のバランスをよく考える必要があります。

基本的には手書きで書くのがマナーですが、字が下手でコンプレックスがある人はパソコンで作成しても大丈夫です。

ーーーーー
退 職 願

このたび、一身上の都合により、誠に勝手ながら、◯年◯月◯日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

       ◯年◯月◯日
       △△(自分のフルネーム) 印

株式会社〇〇
代表取締役◯◯殿
ーーーーー

退職願では自分の氏名の下(横書きでは右)に押印をしますが、印鑑はシャチハタでは不可です。

入ってすぐに辞めるということでバイト先と揉めそうな予感がする時には内容証明をつけて郵送することをおすすめします。

普通の書留では郵便をいつ誰が誰宛てに送ったかは証明できても、手紙の内容がどういうものかを証明することはできません。

この点、内容証明郵便であれば送った郵便物の内容も差出人と郵便局の双方に記録が残るというメリットがあります。

電話で辞めることを伝える場合

ーーーーー
「お疲れ様です。
アルバイトの△△(氏名)です。
今、お時間よろしいでしょうか。

バイトに入ってすぐで大変心苦しいのですが、大学のゼミの課題が増えてしまい、これまで以上に勉強に費やす時間が必要になってしまいました。

学業に専念したいという思いがありますので、突然で恐縮ではありますが、アルバイトを辞めさせていただきたいと思っています。
退職は◯月◯日を希望しております。」

上司が退職に関して承諾をした場合には、

「ありがとうございます。
それでは後日、直接お目にかかって引き継ぎのご相談などをしたいと思いますので、何卒宜しくお願いいたします。」

ーーーーー

まとめ

バイトというのは職種によって労働内容がまちまちです。

飲食店バイトなどは勤務時間中ずっと立ちっぱなしのことが多いので、慣れてない人には苦痛に感じられるかもしれませんが、バイトを選ぶ前にその仕事が本当に自分に合っているかどうか、長期間続けていけるかどうかを検討しておくことが大切です。

自分に合わないアルバイト始めても結局は長続きしないことの方が多いわけですから、応募する時から注意するようにしたいものです。

アルバイトの面接をする前に可能であればバイト先の下見をする、あるいは口コミを参考にすれば自分でもやっていける職場かどうかがわかるはずです。

バイトに入ってすぐに辞めることになってしまうのでは本人にとってもバイト先にとっても時間のロスになりますから、バイト選びは慎重に行うことが大切です。

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