ニートは生活保護で暮らせる?受給する方法をチェック

生活保護といえば、無職で経済的に困窮しているニートならぜひ受給したいと思う社会保障制度の一つです。

ニート生活を続けていてお金に困り、「そうだ!生活保護をもらおう!」と感じたことがあるニートは多いのではないでしょうか。

しかし生活保護は、受給するために「条件」を満たす必要があり、意外とその受給の条件は厳しいものがあります。ニートをしていて「生活保護ってもらえるの?」と思ったときは、条件や受給方法をチェックしておきたいところです。

そこで今回は、ニートが生活保護で暮らすためにはどうすれば良いのか、受給条件や受給方法を解説していきます。

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ニートが期待する「生活保護」とはどんな制度?

ニートにとって「生活保護」は、受給できるのかどうかとても気になるものの一つです。

生活保護とは、何らかの事情により経済的に困窮している人を、国が補助のお金を支給することで助ける制度のことです。

実際に周りに仕事をしていない家で、生活保護を受給しているところを知った場合、ニートもなんとなく期待したくなるところです。「そろそろお金がまずいから働こうと思ってけど……生活保護があるならニートのままで問題ないのかも?」なんて思いに駆られてしまう人は多いでしょう。

生活保護を受給するためには、基本的に受給するための条件をクリアする必要があります。では、次項からはニートが生活保護をもらうためには何が条件となるのか、ポイントを見ていきましょう。

ニートが生活保護を受給するための条件

ニートがつい期待したくなる生活保護は、もらうためには受給の条件を満たす必要があります。条件を満たさなければ申請しても申請が通らないため、ニートで収入がなかったとしても、生活保護をもらうことはできません。

ニートなら誰でも生活保護で暮らせるわけではない

ニート=無収入ですし、貧乏な思いをしている人も多いですから、生活保護は受給しようと思えばできる気もするものです。しかし結論から言うと、ニートで生活保護をもらえるかどうかは、人によります。

しかもその条件は、ニートが思っている以上にシビアになります。ニートが生活保護で食べていくには、以下のような条件を満たす必要があります。

・世帯収入が最低生活費に届いていないこと
・預貯金や現金などの財産がない
・家族や親族の援助に期待ができないこと
・病気や怪我のせいで働けない

最低生活費は住んでいる地域や世帯人数、その人の年齢によって変わってきます。その人が生活に困らないために最低限必要な金額ということです。

そして、ニートがこの生活保護受給の条件を満たすのは、意外と厳しいものがあることに気づいた人も多いでしょう。

例えばもし実家で暮らしていて、家族に食べさせてもらっていれば、生活保護を受給するのは厳しいものです。同居する親兄弟が働いていれば最低生活費を超えている可能性は高いですし、財産がないこと、援助が期待できないことなども条件として満たすことができません。

また、一人暮らしをしていたとしても、ニートをしていて親から仕送りなどの援助をもらっていれば、やはり3つ目の条件に引っかかってしまいます。前に働いていた人は、前職のときに貯めた貯金もあるかもしれません。そのあたりも、生活保護の申請が通らないポイントになります。

生活保護で暮らせてもニート生活は経済的に苦しい

以上のような生活保護を受給する条件から、ニートが生活保護をもらうのは意外と簡単ではないことがわかりました。

また、ある程度条件を満たしていたとしても、病気や怪我などの理由がない、親と絶縁しているわけではないなどの状況がわかれば、生活保護を申請しても拒否されてしまうことは多々あるといいます。

そして、もし生活保護をニートの状態で受給できたとしても、「やったー!これで働かないで暮らせる!」と手放しで喜べないところがあるのも事実です。結局のところ、生活保護をなんとかもらうことができたとしても、ニート生活は経済的に苦しくきついままということです。

物欲を持たず最低限の生活をしなければならない

結論から言うと、ニートがもし生活保護をもらうことができても、経済的にきつい生活はあまり変化がありません。要するに「お金がない」「貧乏だ」と感じることは、ニート生活の中で変わらずあるということです。

ニートが生活保護をもらえたとしても、住宅費以外でもらえる額は10万円にも満たない額です。10万円で毎月生活のやりくりをしなければいけないため、経済的にきついのは同じです。生活保護とはいっても毎月何十万円ものお金が支給されるわけではないため、働かずにニート生活を続けて楽ができるのか言われれば、意外とそうでもないのが実情になります。

また、10万円というのはあくまでも目安の数字なので、場合によっては7万円、8万円など、かなり少額で毎月生活をしていかなければいけません。物欲を持たず、生活費は切り詰めて、とにかく贅沢をしない暮らしをすることが必要とされます。

同年代の社会人の暮らしぶりとは雲泥の差

では仮に、ニートが8万円ほどの額を毎月生活保護でもらったとしましょう。ここで比べておきたいのは、同年代の社会人との収入の差です。その格差はまさに、雲泥の差があると言って良いでしょう。

例えば同じ年齢の社会人の友達がいる人なら、ニートの自分とは明らかに差があることがわかるはずです。例としては、以下のような状態になります。

【自分(30歳/ニート/男性/独身)】
・生活保護をもらい、毎月8万円ほどでなんとか暮らしている
・ニートなので貯金はほぼゼロ
・生活がかつかつなので好きなものは基本的に買えない

【友達(30歳/会社員/男性/独身)】
・月収は手取り25万円
・年2回ボーナスもある
・貯金300万円
・毎月小遣いで好きなものが買える

このように数字で比較してみると、同じ年齢でもニートと一般会社員の収入格差はかなり大きいということがわかります。生活保護をもらったところでニートの懐は、当然ながらまったく潤わないということです。

ニートで生活保護不可の場合は社会復帰を目指す

ニートで生活保護を受給するのは意外と厳しく、受給できたとしてもあまり生活の豊かさは変わりません。生活保護さえもらえれば働かずに楽ができる、と期待はしないようにしましょう。

そして生活保護を申請して断られてしまった場合は、やはりお金を稼いで社会復帰するしかありません。実際に、「働いてください」と説得されて生活保護の申請を拒否されてしまうケースも少なくないといいます。ニートのまま生活をなんとかしようとするのではなく、やはり社会復帰して生活を建て直すことをまずは考えたいものです。

では、長く社会から離れた生活を送ってきているニートは、生活保護を断られた場合はどうすれば良いのでしょうか。社会復帰を目指すポイントとして、重要な点をまとめてみました。

ハローワークなどの就職支援を活用しよう

まずは、就職のための支援サービス・公的機関を利用することを考えたいところです。生活保護がNGなら、やはり就職しない限りお金を生み出すことはできません。ハローワークや就職エージェント、ニートの就職を支援するNPO法人など、利用できそうなものはぜひ利用していきましょう。

これらの支援の良いところとしては、以下のような点が挙げられます。

・ニートや引きこもりにおすすめの仕事の紹介
・職業訓練や研修の実施
・就職についての悩み相談
・面接対策
・企業との交渉、面接日の調整

ニートでも社会復帰できるよう徹底的に支援してくれるところも多いため、就職に関して不安の多いニートにはやはり安心できます。本人の経歴が不利でも、つながりの深い企業には直接働きかけ、交渉を行ってくれる場合も多いです。

悩み相談が逐一できるのも嬉しいポイントです。

・ニートだから職場の人と打ち解けられるか心配…
・職場の人に元ニートだと知られたら笑われるのでは…
・自分の能力が仕事についていくのか不安で仕方がない!
・すぐ辞めそうで怖い

など、就職に関して悩んでいることがあったら、積極的に相談したいところです。ニートは生活保護をもらうことに期待するのも良いですが、やはり最終的には社会復帰を目指したいでしょう。そんなときは就職に向けて、各種支援サービス・機関を利用してみましょう。

バイトや派遣からでも良いので働き口を探す

生活保護を断られて途方に暮れている人も多いかもしれません。「生活保護をもらえないなんて、もう終わった…。今更就職なんて絶対無理だし」なんて考えてしまう気持ちもわかりますが、そこまで悲観的になる必要もありません。

もしいきなり就職を考えるのが難しいと思うなら、まずはニート脱出を目指して、アルバイトや派遣などの非正規雇用で働くことを目標にしてみましょう。まずは外に出るようにしないと、ニート生活から抜け出すチャンスはなかなかつかめません。そういった意味でも、短時間のアルバイトなどは社会復帰を目指すニートにうってつけです。

接客が大丈夫そうなら、コンビニバイトや飲食店、本屋など、1日3~5時間くらいで働ける仕事をまずは探してみましょう。特にコンビニなら求人も多く、元ニートで働いている人もたくさんいるため、久々のバイトとしてはおすすめです。

もし接客系のアルバイトが難しそうなら、清掃、倉庫内作業、事務、警備員などの仕事がおすすめです。どれも黙々と作業するような仕事が多いため、コミュニケーションに自信のないニートでも十分挑戦できます。

まとめ

ニートをしている人で、暮らしていくために生活保護をもらおうとする人は多いですが、残念ながらニートで無収入なら誰でも生活保護を受給することができるわけではありません。生活保護をもらうには、ニートであろうとなかろうと、生活保護をもらうための一定の条件をクリアする必要があるのです。

もし生活保護の審査に落ちてしまったら、収入を生むためにはやはり仕事を見つけて就職するしかありません。社会復帰を目指して、まずはニートの就職を支援しているサービスを利用してみましょう。最初はバイトから始めて徐々に社会復帰をしていくのもありなので、ぜひ生活保護に頼らない自立を目指していってください。

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