ニートから就職しようと思ったとき、おすすめの職業はなんでしょうか。基本的に、ニートにおすすめの職業は就職しやすいものか、あるいは労働環境が苦にならないものです。
とはいっても、ニートとしての生活が長いと社会情勢から隔離された時間も長くなるため、何が良い職業なのか悩んでしまう方も多いと思います。そこでここでは、ニートが就職するため、おすすめの職業や方法をまとめていきましょう。
ニートが就職活動をはじめるのに遅いということはない【おすすめはすぐ行動】
インターネットの世界ですと、ニートはよく「手遅れ」と揶揄されます。しかし、それは間違いです。どんな年齢であれ、一切の職歴がないとしても、「手遅れ」ということはないのです。
ニートが就職活動をはじめるのに遅いということはありません。就職活動をしなければと思った、その時が就職活動のはじめ時です。善は急げということわざがありますが、ニートの就職活動に関してはこのことわざがぴったり当てはまります。就職したいと思ったのなら、まずは行動しましょう。
行動しようとする意志はあれど、何をすればいいのかわからないという方もいると思います。そんなときは、まず「自分が何を目指すべきなのか」を明白にしましょう。就職をするにしても、何に就職するのかを定めておけば、その職業に向けて迷いなく直進できるからです。
ニートが就職するのにおすすめの職種を紹介! すぐに働けるのは?
就職する職業を決めるといっても、ニートという立場は、あらゆる職業にチャレンジできるわけではありません。なぜなら、ニートはこれまで職務経験がなく、新卒でもないからです。もちろん、これまでチャレンジしていたことがある場合や、スキルがあるのなら、選択肢は十全に存在します。
しかし、ほとんどのニートの方は職務経験がなく、それほど若くもありません。その状態から就職するのなら、できるだけ早く働ける職業を選ぶのがベストです。
そうした職業はインターネット上の悪評が目立つので、あまり目指したくないと考える方もいるかもしれません。しかし、そうした悪評のほとんどは恣意的に悪い部分だけを切り抜いたものです。また、一度こうした職業に就いたら、一生その職業のままということもありません。
まずは就職しやすい職業に就き、そこからキャリアアップしていく形でも、十分に人生を楽しめます。よって、まずはこうした職業を目指してみるのもいいでしょう。以下は、ニートでも就職しやすい職業の一例と、その紹介です。
工場勤務-場所によっては高収入可
工場は、ものつくりの根幹をなす仕事です。一口に工場勤務といっても、単純な流れ作業をする工場から資格の必要な工場まで幅広い職業が存在します。そのため、有名企業の工場などであれば高収入が期待できるでしょう。
加えて、工業系の工場であれば資格を取ったり、製品の仕様を把握したりすることも可能です。そこからキャリアアップし、技術者としての就職を視野に入れてもいいでしょう。また、人と関わる時間も少ないため、1人で黙々と作業をしたいという方におすすめの職業といえます。
食品系の工場は四肢さえ動けばいいということも多く、働きやすいのが特徴です。完全に職歴なしの方がとにかくすぐに働きたいという場合は食品系の工場を目指してみるといいでしょう。
介護職-人に感謝される仕事
介護職は、老人ホームやその他福祉施設で老人の介助を行う仕事です。老人の方の衣食住を世話したり、会話をしたりします。その性質上、日々人から「ありがとう」という言葉をかけられるのが大きな特徴です。人に感謝される仕事であるため、充実感のある職業に就きたいという方におすすめです。
また、キャリアという面でも、国家資格を受験すれば「ケアマネージャー」を目指したりもできるため、やりがいもあります。ただし、老人・同僚問わずに会話の機会が多いので、話すのが苦手ではない方向けの職業です。
運送ドライバー-免許があればOK
運送ドライバーは、全国の流通を担う職業です。いわゆるトラック運転手から乗用車での運送を行う方まで、運送ドライバーに分類される職業は意外と多くあります。
インターネットの発達により、運送に関わる仕事は常に人手不足といっても過言ではありません。特にドライバーは人手が足りず、少数のドライバーが労働基準法ぎりぎりで働いているのが現状です。
よって、職業に必須の運転免許証があるのなら、かなり高い確率で採用されます。勤務中もほとんど人と話すことがないため、あまり人と関わりたくない方にもおすすめです。ただし、その性質上かなり忙しめになるので注意しましょう。
警備員-人付き合いが苦手な方に
警備員は、指示された期間、その場所を警備する仕事です。屈強な肉体を持っている必要はなく、緊急時の対応さえ覚えておけば誰でもできます。その性質上、人と会話をする機会が極端に少ないので、人付き合いが苦手で話すのも嫌だという方におすすめの職業です。
特に夜間警備員はその傾向が強く、仕事のはじまりから終わりまで、ほとんど誰とも話しません。職場の人間関係も煩わしくないので、1人で警備をしていたいという方はぜひ警備員に就職してみましょう。
ただし、一部の警備員はビルメンテナンスに使う資格を持っている必要があるので、募集要項には注意してください。
営業-人と関わる仕事をしたい方向き
営業の仕事は、非常に奥の深い仕事です。お客さんに何かを勧め、それを買ってもらったり、なんらかのサービスに加入してもらったりするのが目的になります。人との会話がそのまま仕事になるので、会話が好きな人向けの職業です。
職業の性質上、資質や結果が数字として出てくるので、自分の力を試したい方にもおすすめできます。ただし、結果が明確に出る以上、ノルマがある企業もあるので、その点は注意しておきましょう。
ニートの就職活動の始め方!おすすめの転職エージェントはここ
自分の就きたい職業を決めたら、次は早速履歴書を提出し、面接を受けましょう。しかし、今までニートをしていた方にとって、自分ひとりで履歴書を提出し、自分ひとりで面接対策をするのはかなりハードルが高いと思います。
そこでおすすめなのが、「転職エージェント」や「就職サイト」を利用することです。転職エージェントであれば専門家のアドバイスを受けながら就職対策ができますし、就職サイトでは就職のために必要な道筋を提示しており、適宜、アドバイスを受けられます。
そこで以下では、おすすめの転職エージェントやサイトを3つ紹介していきましょう。
ハタラクティブ
「ハタラクティブ」は、既卒の方を中心に求人のサポートを行っている転職エージェントです。一般的なエージェントサービスはあくまでも大卒の方を前提にしていることも多いのですが、ハタラクティブは高卒・中卒も丁寧にサポートしてくれます。
自分の状況にあわせて最適な選択肢を教えてくれ、また、就職に必須な自己分析も行ってくれるので、自分で自分のことがわからないという方にもおすすめできます。
実際、ニートの状態から就職した報告も多く、エージェントの方も経験豊富です。サイト内に公開されている内定率は80%を超えていることからもそれが伺えます。数ある転職エージェントの中でも、かなり信頼のおけるエージェントといえます。
就活エクスプレス
「就活エクスプレス」は、関東在住の方に向けた就職エージェントです。そのため、関東に住んでいる方しか利用はできません。その特徴は、サービスの対象年齢にあります。このエージェントでは「30歳から44歳」までの方を対象にしており、そのおかげで30代を超えたニートでも大手を振って利用できます。
これまで全く職歴がないという方も、初歩の初歩から就職活動について学べる点は魅力的です。必要なものは、就職したいという強い意志と熱意のみ。このエージェントでは「正社員就職」に重きを置いているため、とにかく安定した環境で働きたいという方にもおすすめです。
30代を超えると、一般的な就職は厳しいとされています。しかし、このエージェントであれば、道を切り開けるでしょう。絶望に浸る前に、まずはこのエージェントを利用してみましょう。
マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、全国区に強いネットワークを持つサイト、「マイナビ」が運用・管理しているエージェントです。そのネットワークの強さから、様々な企業にコネクションを持っているのが特徴です。
各業界に通じたアドバイザーが配備されており、そのうえ、企業の人事担当と直接やりとりをする権限を持ったアドバイザーも常任されています。このおかげで、スムーズかつ安定した転職が可能です。
ただし、このエージェントはあくまでも「転職」を目的としているため、職歴のあるニートの方しか利用できません。一切職歴がないという場合は、別の方法を利用しましょう。
ニートが就職するためにはまず行動! おすすめの生活習慣を紹介
ニート脱出のために必要なものは、何よりも行動力と意欲です。意欲があるのなら、まずは何を差し置いても行動しましょう。おすすめした転職/就職エージェントを利用して就職活動をはじめてもいいですし、最寄りのハローワークに行ってみてもいいでしょう。どんなことでも、まずははじめましょう。
そのために必要なのが生活習慣の改善です。生活習慣が乱れたままですと、どうしても就職活動をする時間が取りづらく、頭が回らない状態で履歴書を書くことになります。よって、まずは朝起きて夜に寝る生活をはじめましょう。
そして、朝起きたら朝の準備を終え、その後は就職活動の時間に入ってください。その後は、昼まで就職活動に関わることをしましょう。昼になったら昼食を食べ、きっかり1時間の休憩を取りましょう。そして、夕方あたりまで就職活動に関わることをしてください。夕方から夜は、好きなことをして過ごしましょう。ただし、日付けが変わる前には眠ってください。
イメージとしては、一般的な会社員の仕事を、就職活動に置き換えた生活です。こうすれば、正しい生活習慣が身につくとともに、毎日の生活にもメリハリがつきます。就職するため、まずは生活習慣を改善してみましょう。
まとめ
ニートが就職するためには、まずは職種を選んで目標を作りましょう。目標が作れたら、今度はそれに向かって就職活動をはじめてください。大切なのは、とにかく行動をはじめることです。
行動さえ起こせたのなら、結果はいずれついてきます。そのために、就職活動を習慣にしてください。状況によっては長期戦になるかもしれませんが、行動できる意欲があれば必ず道は開けます。心が折れないように適度に息抜きをしながら、継続的な行動を心掛けてください。