30歳でニートという現状に焦りを感じてはいないでしょうか。
「自分だけが社会から取り残されている。」
「ニートから脱出したいけれど、どうすればいいのかわからない。」
など焦りを感じていても、
「現状をどう脱出すれば良いのかわからない。」
「自分にできるだろうか。」
とすっかり自信をなくしている状態ではないでしょうか。
本記事では、30歳ニートの状態からどうすれば社会復帰することができるのか。
自分らしく元気に生きていくための方法について解説していきます。
30歳ニートになぜなってしまった?その原因をまずは探ろう!
30歳でニートになってしまった原因は人それぞれです。
しかし、なぜ30歳でニート状態に陥ってしまったのかを一度、自分なりに冷静に分析することも大切です。
30歳ニートから社会復帰した人が、ニートだった頃の自分を思い返し、ニートになってしまった原因の中で多かったものをあげてみました。
30歳ニートになる原因① 人間関係が苦手
30歳ニートとなる原因で一番多いのは、人間関係が苦手という人です。
特に、
・もともと人間関係を構築したり、維持することが苦手
・学生時代は普通に友達がいたけれど、社会人になってから職場の同僚や先輩とうまく人間関係を築くことができなくなってしまった
・仕事の失敗やトラブルがトラウマとなり、人の反応を怖く感じるようになってしまった
などからひきこもりがちになりその結果、仕事を続けられなくなったことから30歳でニートになってしまった。
30歳ニートになる原因② 自分に自信を持つことができない
自分に自信を持って毎日仕事をしたり、生活をしている人はそう多くはありません。
自信がない中でも試行錯誤しながらなんとか仕事に取り組んでいるという人も多いものです。
しかし、
・自分に自信がない
・仕事に対する苦手意識がある
・仕事に取り組むことが怖い
など何かをきっかけにしてどんどん仕事に取り組むことができなくなり仕事を辞めて30歳でニートになってしまった。
30歳ニートになる原因③ 好きなことばかりに夢中になってしまう
人付き合いもそこそこ、仕事も普通にできるのに30歳で引きこもりになるケースの中には、趣味など好きなことばかりに夢中になってしまうことでニートになるケースも少なくありません。
そのような人の場合、最初のうちは、仕事のない休日に趣味などの好きなことに没頭してメリハリのある生活をしています。
しかし、何かをきっかけ平日でも仕事以外の時間に趣味に夢中になり、次第に仕事に支障をきたすようになって30歳でニートになってしまうようです。
30歳ニートになる原因④ 親に甘やかされてしまった
30歳でニートになる人の中には、これまでの家庭環境が大きく影響を与えていることもあるようです。
学生のうちは学校に行くのは当たり前、社会人になったら会社に行き仕事をするのが当たり前という環境で育っていれば多少のことで仕事ができなくなってしまうということはほとんどありません。
しかし、親が優しすぎて何でも許される環境で生きてきた人は、社会に出て辛いことが起きた時に逃げてしまう可能性が高く、その結果ニートになってしまうケースも少なくありません。
30歳ニートからの脱出!まずは何から始めればいい?
30歳ニートになってしまう原因を紹介しましたが、思い当たることはあったでしょうか。
ニートになってしまうのは特別なことではなく、誰でも何かをキッカケにして起こってしまうものなのかもしれません。
現在、30歳でニートの状態から脱出したい!そう思ったらまずは行動あるのみです。
そこで以下に紹介することの中から、まずは取り組むことができることを始めてみましょう。
30歳ニートから脱出する方法① とにかく規則正しい生活を取り戻す!
30歳でニートになった状態の人のほとんどは、1日24時間の中の朝・昼・夜という区別なく過ごしていると思います。
どこかに行く予定もないので、朝起きる必要はありませんし、朝起きるために早めに眠る必要もありません。
まずは、24時間の区別をしっかりつける習慣を取り戻しましょう。
朝起きて、食事をし、何か毎日行うことを決めて、時間の感覚を取り戻してみましょう。
そうすることで、自然に無理なく社会復帰を体から取り戻すことが可能となります。
30歳ニートから脱出する方法② 外に出て人と話をするように意識する
30歳ニートの状態だと、ほとんど自宅にいて人に会うことはもちろん、誰かと話をする機会もないのではないでしょうか。
30歳ニートから脱出しようと思ったら、意識して人と会話し、表情や感情を動かすことが大切です。
そうは言っても、周りにいる家族や友人たちと会話をするのは、身近にいるだけに抵抗があるという人もいると思います。
そんな時は、
・資格取得のためのセミナーに参加
・職業訓練へ参加
など、わざと外に出る理由や、人と話をしなくてはいけない環境を自分で用意してみるというのもおすすめです。
転職エージェントに登録すると、就職先の紹介だけではなく、専任となるエージェントとのコミュニケーションが行われますし、
ハローワーク主催の職業訓練を利用すれば、無料で受けられるものもあるので経済的負担の必要がなく、外に出て話をする機会を持つことができます。
30歳ニートから脱出する方法③ ネットに依存しない生活を意識する
30歳でニート状態の場合、どうしても時間を潰す方法としてパソコンやスマートフォンを利用している人がほとんどだと思います。
知らず知らずのうちにゲームなどネットに依存した生活を過ごしていないでしょうか。
インターネットやゲームを行っていると、時間の感覚もなくなり、何時間でもゲームなどに没頭することができるので、ニートの状態には最適です。
しかし、ニートから脱出するためには、ネットに依存しない生活を手に入れなくてはいけません。
自分なりにネットとの関わり方を考え、実行することはとても大切です。
30歳ニートから就職を決めるコツ!
30歳ニートから脱出するための第一歩を踏み出すために、意識して「30歳ニートから脱出する方法」を実践し始めたという場合は、それと同時に少しずつで良いので仕事先を選んでみましょう。
30歳ニートが安心して社会復帰できる就職先を決めるコツについてもお伝えしていきます。
30歳ニートが仕事を選ぶときの基準にすること
30歳ニートが仕事を選ぶ場合、自分なりの基準を明確にすることが大切です。
ニートの状態がどのくらなのかによって仕事を選ぶ基準は微妙に違ってきますが、一般的なものとして以下を基準として仕事先を選んでみてはどうでしょう。
30歳ニートでも採用されやすい求人から応募する
30歳ニートを少しでも早く抜け出したいという場合は、できるだけ採用されやすい求人を選んで応募してみましょう。
求人広告に、
・オープニングスタッフ募集
・大量募集中
・未経験者歓迎
などと記載されていれば、ニートの状態があった30歳でも採用される可能性は高いです。
どんなに、
「働きたい。」
「ニートから脱却したい。」
と思っても、書類選考や面接で落とされてしまっては、心が折れて
「やっぱりダメなんだ。」
と社会に出ることを諦めてしまうことにつながってしまいます。
まずはリハビリと思って採用されやすい求人から応募し、「30歳ニートでも採用される」ことを体感しましょう。
ハードルを上げずに精神的に楽な仕事を選ぶ
採用されやすい求人を選んで働き始めることは、30歳ニートを脱出するためには重要ですが、働く環境はそれ以上に大切です。
せっかく就職したのはいいけれど、精神的・肉体的にキツイと感じてしまっては長続きしないでしょう。
面接時に対応してくれた人や、会社の雰囲気などをしっかり見たうえで、働いてみたいと思わせるようなところを選ぶことも大切です。
人との関わりがキツかったら無理してそのような仕事を選ばない
仕事には多くの種類があります。もしも人間関係に疲れてしまって30歳でニートになってしまったという場合や、もともと人と関わるのが苦手という人もいますよね。
そのような場合は、人との関わりの少ない仕事や職場を選ぶようにすることも大切です。
仕事に慣れることを優先できるような、ひとりで黙々とできる仕事を選び、仕事に慣れながら人間関係をゆっくり構築することのできる仕事を選んでみましょう。
★
まずは自分にできる仕事を選ぶ
30歳ニートの状態から改めて社会復帰しようという場合は、自分のやりたい仕事、好きな仕事ではなく、自分にできる仕事を選んで働いてみましょう。
どんな仕事に就いたとしても、日々の業務の中で失敗をすることは、どんな人にも起こることです。
しかし、30歳ニート状態から仕事に就いて、業務中に失敗をすると自分のダメさ加減に幻滅し、元のニート状態に戻ってしまう可能性が高くなってしまいます。
完全に社会復帰できるまでは、できるだけ失敗を起こさないような自分にできる仕事を選び自信をつけていくことが大切です。
30歳ニート 自己分析もしっかり行おう!
30歳ニートの人が仕事を選ぶ場合、事前に自己分析を行ってみるのもひとつの方法です。
自己分析を行うことで、自分に合う職種や企業がわかったり、面接時に自分をアピールすることができるようになります。
自己分析は、
・興味のあること
・得意なこと
・好きなこと
・これまでで頑張ったこと
・自分が思う自分の性格
などを書き出してみましょう。
書き出すことで改めて色々なことを考えるキッカケにも繋がりますし、書き出したものを読むことで冷静に判断することができるようになります。
将来のことを考えてみる
30歳でニートから抜け出すための行動や意識、就職活動はとても重要です。
しかし、目先のことだけを考えるのではなく、将来のことを漠然とで良いので考えてイメージしてみましょう。
例えば、今はニートを抜け出すための仕事・職業として仕事選びをしたとしても、それが一生の仕事となるかどうかはまた別の話です。
ニートを抜け出し社会復帰することができたあと、
・将来どんな自分になりたいのか
・どんな仕事をしたいのか
・どんな家庭を持ちたいのか
など漠然とで良いので考えて想像してみましょう。
また、ニート状態に陥らないために、親から自立し、自分の力で生活していく準備や練習をしてみることも大切です。
頼れるものは無理せず頼る
30歳ニートに限らず、より良い職場環境や待遇を求めて転職するのは珍しいことではありません。
そしてその転職活動は、ひとりで行っているという人は実は少ないのです。
今よりもベストな状態で転職を希望する人の多くは、転職や就職を支援する転職エージェントなどを利用しています。
先ほど紹介した、自己分析や自分にとって最適な適職を選んだり、求人先がどのような企業なのかなどの情報を転職エージェントを利用すれば簡単に情報収集することができます。
採用となるための履歴書の添削や面接指導なども行われているので、30歳ニートを脱出するためにも頼れるものはどんどん頼ってみてはどうでしょう。
まとめ
何かをキッカケにして30歳でニートの状態になってしまっているという人は、実は少なくないようです。
そしてニートという現状を何とかしたいと思いながらも、どうにもできずに引きこもってしまっている人も少なくありません。
30歳という年齢もあり、自分の現状に対して
「家族はどう思っているのだろう。」
「友達は軽蔑しているのではないか。」
など人の目が気になったり、このままじゃいけないと焦りばかりで何もできないという人も多いです。
30歳ニートの状態から抜け出すのは、ほんのちょっとのキッカケで大きく変わっていきますので、まずは自分にできることから始めてみてはどうでしょう。