これまでしっかり働いてはいたものの正社員ではなくフリーターだったから、お給料はもちろん、福利厚生などもよくなく、何かと不都合を感じている人の中には、フリーターではなく、正社員として就職したいという人も多くいます。
そこでフリーターが改めて正社員として働く場合におすすめの仕事や職種と、正社員になるときに心がけたいことを紹介します。
フリーターの就職におすすめの職種とは?
フリーターとして色々な仕事に携わっていた人が、就職して正社員になりたいという場合におすすめの職種は、年齢や性別、得意とするものや好きなものによって違いはあるものの、以下のような職種がおすすめです。
これから紹介する職種は、常に人手不足となっているもので、未経験やフリーターでも頑張りたいというやる気のある人を求めている傾向が強いです。
そのため、フリーターとしての期間がある人なども採用されやすいと言われている職種と言われています。どのような職種があるのかを、紹介しますね。
未経験でも挑戦できるIT系の仕事
プログラミングの知識や多少の経験があれば採用やすいITの系の仕事がおすすめです。最近では、人材不足が深刻化してきるので、未経験でもやる気さえあれば挑戦することのできる会社が増えてきています。
ただし、IT系の仕事、環境によって忙しいところもあるので、残業が多い、休日出勤が多いというケースも否定できません。
IT系の仕事に就く場合は、事前に会社の情報をリサーチしたうえで応募するようにしましょう。
慢性的な人手不足が深刻な介護系の仕事
介護の業界は、慢性的な人手不足となっており、常に多くの人材を求めています。そのため、経験の有無を問わずやってみたいという思いがある人を優先的に採用しています。
介護系の仕事に携わる場合、様々な資格が必要となりますが、その資格は働きながら取得することもできるので、経験を積むごとにスキルアップすることも可能です。
やりがいのある仕事に挑戦してみたいという人に特におすすめです。
体を動かしたり、物を作るのが好きな人は建築系の仕事
体を動かすことが好きな人や、体力には自信がある人などは、経験がなくても建築系の仕事が向いている可能性が高いです。
体力だけではなく、物を作るような仕事が好きという人にもおすすめです。
建築系の仕事は、特に必要な学歴や資格もありません。
働いていく中で取得しなくてはいけない資格があったり、取得した方が将来的に良いものがある場合は、会社からの支援を受けながら資格取得も目指すことができます。
このように、ただ毎日淡々と働くというだけではなく、自分の知識と技術を高めていくことができる仕事なので、年数を重ねるごとに第一線でプロとして活躍できるようになるのも夢ではありません。
手に職をつけて安定した仕事につきたいという人におすすめです。
コミュニケーション能力が高い人におすすめ営業系
人と接することが好きな人や得意な人など、コミュニケーション能力の高い人におすすめなのは営業系の仕事です。
営業系と言っても、扱う商品や会社の規模、雰囲気によって同じ営業の仕事でも違いがあるので、どの業種の営業職がおすすめとは言い難いです。
しかし、営業系の仕事は、どんな業種の会社にも必要不可欠な職種ということもあり、たえず求人募集が行われています。
フリーターとして様々な会社でバイトをしてきたり、時には複数の会社を掛け持ちして働いてきた経験があるという場合は、コミュニケーション能力だけではなく、順応性が高い人とも言えます。
その部分をアピールポイントとすることで、採用される確率が高くなると言えるのでおすすめです。
飲食店のバイト経験があれば正社員になりやすい飲食系
フリーターの時期に、飲食店でのバイト経験が多かったという場合は、飲食は人手不足な会社が多いため、フリーターからでも社員になりやすい職種です。
また、あっという間にキャリアアップすることができ、気がついたらバイトを管理するスタッフになっていたということもあります。
飲食店でのバイト経験を生かして正社員になりたいという場合は、仕事や業界に対する知識も豊富なので、すぐに即戦力として働くことができるのでおすすめです。
フリーターが就職する場合におすすめの仕事の探し方は?
フリーターが正社員として働く場合におすすめの業種や職種について紹介してきましたが、気になる仕事はあったでしょうか。
ここからは、実際にフリーターが就職する場合に、働きやすくて待遇が良い長く働けそうな仕事を選びたいという場合は、就職支援サービスの利用を検討してみましょう。
就職支援サービスには、
・公的機関で行われているハローワーク
・一般企業で行われている転職支援サービス
などいくつか種類があります。
ハローワークは、日本全国各地にある施設なので、どこに住んでいても利用しやすいという特徴があります。
その一方で、転職支援サービスは、手厚い支援を受けることができると人気があります。フリーターが就職のために就職支援サービスを利用するならやはり、一般企業で行われている転職支援サービスがおすすめです。
転職エージェントを有効活用しよう!
一般企業で行われている転職支援サービスは、転職エージェントとも呼ばれています。
これまで、正社員として働いてきた人が転職のために転職エージェントを利用するというのが一般的ですが、もちろんフリーターでも転職エージェントを利用して就職を成功させている人も多いです。
転職エージェントを利用する中で受けることのできる就職支援サービスは、
・就職相談や適職診断などからおすすめの業種や職種を導き出してくれる
・フリーターから就職する場合の不安点や疑問点の相談に乗ってくれる
・性格や適性にマッチする優良な求人を紹介してくれる
・面接などの日程調整を行ってくれる
・会社へ提出する履歴書や職務経歴書の書き方の指導や添削指導を受けることができる
・採用に近づくための面接指導を受けることができる
・採用が決まったら、給料など交渉してもらいたいことを代わりに交渉してくれる
など、フリーターが就職できるまでの支援を担当となるエージェントが二人三脚で一緒に取り組んでくれるので、孤独になりがちな就職活動を不安にならずにすすめることができます。
ハローワークなどの公的機関で行われているサービスも上手に利用しながら、一般企業で行われている転職支援サービスを有効活用することをおすすめします。
転職支援サービスを行っている転職エージェントはかなりの数があるので、フリーターに強いと評判の転職支援サービスを利用すると安心です。
フリーターに就職をおすすめする理由はこれ!
フリーターに就職をおすすめする理由は、
・お給料がよくなる
・ボーナスが支給される
・福利厚生もよくなる
・休日も取りやすくしっかり休むことができる
など、安定したお給料はもちろんですが、働く環境が整備されるようになるので、仕事をするときはしっかり仕事をする、休むときはしっかり休むというようにメリハリをつけることができるようになります。
フリーターで、とにかく収入を安定させたい、少しでも多く稼ぎたいという人は、ただひたすら働き続けているという人も多く、収入のことを考えたら仕事を休むことができないという人もいると思います。
そこまで自分を追い込んで働かなくても良くなり、精神的にも安定し、想像以上に余裕のある生活を送ることができるからこそ、就職することをおすすめします。
フリーターが就職するためのポイントは?
最後に、フリーターが就職するためのポイントについてお伝えしていきます。
フリーターとして頑張ってきた人が、正社員として就職するために意識したいポイントは、
以下の3つがあります。
3つあるポイントのどれもが、少しでも早く就職できるためのポイントなのでしっかり抑えたうえで就職活動をし、採用される確率を高めていきましょう!
① なぜフリーターだったのかの理由を明確にし説明できる状態にしよう
フリーターの人が面接を受けると、絶対と言っていいほど「なぜフリーターだったのか。」ということを聞かれますので、その理由を明確にして説明できる状態にしておきましょう。
なぜフリーターだったのかの理由は人それぞれだと思いますが、病気で働くことができなかった場合は、そのまま説明し、今は回復し治療が必要ないこと、仕事には支障がないことを伝えます。
特に大きな理由がなくフリーターだった場合は、採用担当者も納得して理解できる理由をストーリー仕立てで考えて説明できるようにするのがポイントです。
その理由には、フリーターだったからこそ得ることができたことや、失敗してしまったことなども盛り込むとさらに良いでしょう。
② なぜフリーターから正社員になりたいのかの理由を明確にし説明できる状態にしよう
面接時には、「なぜ正社員になりたいのか?」ということも必ず聞かれると思います。
この時に重要なのは、「正社員になれればどこでもいいのでは?」と思われないような答えを用意することです。
フリーターが正社員になるために仕事を選ぶ場合、なりたい職種を目指して就職活動をしている場合はいいのですが、必ずしもそうではないと思います。
基本的には正社員であることや、お給料が良い、休日がしっかりあるなど働く環境が良さそうなところを選ぶと思います。それを正社員になりたい理由にするのはたとえ本当でも良いことではありません。
できるだけ、会社の業界に関することや仕事内容などの情報収集をし、待遇以外の面で魅力的に感じたから応募したという風に答えられるようにするのがベストです。
③ これまでのアルバイト経験をアピールできるように整理し、説明できる状態にしよう
これまでフリーターとして様々なアルバイト経験がある場合は、そのアルバイトの中でどんな仕事をしてどんな経験をしたのかを一度整理してみましょう。
その中で得ることができたこと、失敗したと落ち込み乗り越えたことなどは、自己アピールの大きなアピールポイントとなり、自分を魅力的に見せることができるようになります。
アルバイト経験だから、正社員の面接で話をするようなことはなにもないと思わずに、一度自分のアルバイト経験を紙に書いて情報を整理し、説明できるようにしておきましょう。
まとめ
フリーターとしてアルバイトを重ねてきた人の中には、自分の将来を心配して正社員としての就職活動を行おうという人も少なくないと思います。
正社員になるための就職活動は、効率よくそして良い企業を選び、確実に採用を勝ち取ることができるための準備が必要不可欠です。
そしてそのためには、就職エージェントなど就職支援を行うプロのサポートを受けるようにすると希望通りの就職を実現させることが可能となりますので、どんどん有効活用するようにしましょう。