この記事は24歳でフリーターをしている方や24歳以下のフリーターの方に読んでほしい記事です。20代前半のフリーターは、大学や高校を卒業して最初に勤めた会社を退職し、まだ若いという理由でフリーターでこれからのことややりたいことを探している方が多いでしょう。しかし、もっとさきの将来のことを考えて、いつかは正社員になりたいと考えている方は24歳で一度、自分を見つめ治す必要があるかもしれませんよ。
若さだけでは将来の通用しなくなる。そのために今できることや今やっておいた方がいいことを考えておきましょう。今回は、24歳でフリーターから正社員を目指しやすい理由やフリーターでいることのメリット・デメリットをご紹介していきます。
24歳の時点でフリーターで働くメリット・デメリット
24歳フリーターでいることで生じるメリット・デメリットをご紹介していきます。今現在は、まだまだ体も健康で体力もあるので、シフトを入れれば入れるだけ収入が増えているかもしれません。しかし、フリーターであることのデメリットは必ずあるはずです。このままフリーターをして生きていけるのか、照らし合わせてみましょう。
メリット
・自分の生活や予定に合わせてシフトを入れることができる。
会社に勤めると、冠婚葬祭以外の自分の予定がある日は好きには休めず、基本的には休日に予定を組まなくてはなりません。平日休みがある職種などは、希望休を提出することで調整することも可能ですが、基本的には同僚や上司・会社自体に気を遣ってしまいます。
しかし、フリーターはシフトを提出することで働く時間が決められているので、自分の予定がある日にシフトを入れないことによって、休むことができます。
・仕事や会社に対する過度な責任感が必要ない。
正社員と大きく違う部分が、責任の大きさです。正社員よりも会社に気を使う必要はありませんし、自分の都合で簡単にアルバイトは辞めることが可能です。辞めることで収入は止まってしまいますが、24歳ならばどんな仕事でも採用されやすいでしょう。
・バイトを掛け持ちすることができる。
基本的には、正社員はアルバイトの副業をすることはできません。会社によっては、副業を許している会社もありますが、正社員の方の多くは8時間労働なので、副業する時間がない方も多いです。
フリーターの場合は、副業をしても構わないので、シフトの組み方を上手にできれば、いくつも掛け持ちすることが可能です。103万円以上の年収になった場合は、支払いの義務のある税金をしっかり納めることで、高い収入を得ることも可能です。
デメリット
・収入がアップせず、ボーナスがない。
正社員は、勤続手当や仕事の成果が認められ、少しずつ給料が高くなります。長く1つの会社に勤め続ければ、さらに高くなることや収入の安定は保証されているでしょう。しかし、時給や日給で働いているフリーターは、収入がアップすることはほぼありません。シフトを入れることができなければ、その分給料は減ってしまいます。
また、正社員の場合はボーナスが支給される会社がほとんどです。額は、会社によって大きく変動がありますが、年に2回もらうことが可能です。フリーターは、ボーナスは存在しないので、自分が働いた時間だけの収入しかもらうことができません。
・社会的な信用がない。
しっかりと真面目な態度でアルバイトをしている方も多いでしょう。しかし、アルバイトだけで収入を得ているフリーターは、実は社会的信用が低いため、クレジットカードやローンなどの審査を通らないことも多いです。
将来、車や家が欲しい方はフリーターではほぼ、審査を通らない可能性が高いです。正社員として企業に勤めていると、安定した収入があると認められて、ローンを組める可能性も高まります。
・雇用が安定しない。
正社員と違って、アルバイト・派遣社員・契約社員などは雇用が安定しません。いつ仕事がなくなるかわからない状況といっても過言ではありません。会社が社会保険に加入しており、自分も基準を満たして社会保険を支払っているのであれば、ハローワークで失業手当をもらうことはできるかもしれませんが、次に仕事が決まる保証はありません。
震災や経済が傾いて、従業員や社員を減らさなくてはならない事態が起きたときに、1番に辞めさせられるポジションであることを理解しておきましょう。
24歳のフリーターが求められる理由
実は、24歳という年齢は正社員をして会社から採用される可能性が最も高い年齢です。正社員になりたいと感じている方が24歳までに、就活をしてみましょう。リクナビNEXTが行った調査では、「正社員として採用する対象年齢」のアンケートで75%までを23歳・24歳・25歳までが占めています。なぜ24歳が社会から求められているのか、解説していきます。
ある程度の社会経験があり、第二新卒として扱われる
冒頭でもお話しした通り、1度就職した会社を退職して、アルバイトをしている方が最も多い年齢です。大学を卒業して会社に就職後、3年以内に転職をする方を「第二新卒」といいます。会社からは最も求められている人材で、会社にとってメリットが大きく採用される可能性が高いです。
1度就職をしている経験があるため、ある程度の常識やマナーが備わっているので、新卒の社員よりも仕事ができ、会社で活躍できる方も多いです。
素直で元気があり、企業のやり方や指導方法に柔軟性がある
24歳は、若く元気があり、これからの可能性に期待して採用する会社も少なくありません。やる気とポテンシャルの高さを評価して、採用してくれる会社も多く存在します。また、年齢を重ねていないため、多くの経験をしていないことから上司に強く逆らったり反発することがすくない方が多いのも24歳付近の方々です。
30代を超えると、いくつかの会社を転職していたり、自分のやり方が染み付いてしまって、上司からのアドバイスを無視する方も見受けられます。しかし、24歳では会社の指導方法や方向性に柔軟に対応してくれるので指導しすく、会社にとってのニーズはとても高いです。
24歳からの就活には就職支援センターやエージェントの活用もおすすめ
24歳から就活するためには、正社員として人材を求めている企業を調べる必要があります。一般的に最も有名なのはハローワーク。そして、民間で就職支援として就活のサポートを行ってくれるものもあります。さらに、近年のデジタル化において、就職エージェントというネット上で就活ができるサイトも人気が高まっています。それぞれの特徴を簡潔にご紹介していきます。
ハローワーク
ハローワークは、地元の就活をサポートしてくれるところで、就活しながら退職した際の給付金を申請する場所です。ハローワークの特徴は、職業訓練や就職セミナーなどが実施されており、未経験の分野の勉強をすることができることです。料金は、無料のものが多く、費用がかかってしまうものに関しても、補助が出るものや訓練している期間の手当などももらえる場合もあります。
全員がもらえるわけではないので確認が必要ですが、地元で仕事を探すには、ハローワークを思い浮かべる方が多いです。
民間就職支援センター
民間の就職支援センターは、運営している会社が企業を選んで求職中の方におすすめしてくれる場所です。運営会社によっては、紹介してくれる会社が異なる場合もあるかもしれません。民間就職支援センターの特徴は、多くのセンターに専門のアドバイザーが就任しており、専門的に何でも相談にのり、アドバイスをしてくれるところです。
個別に履歴書を確認してくれ、面接などの対策や練習も行ってくれる場合もあります。
就職エージェント
就職エージェントは、ネットで今人気が高まっている就活方法です。ハローワークや就活支援センターのように、担当スタッフと電話やメールでやり取りをして、就活をサポートしてくれます。
フリーターから正社員への転職でも高い内定率を誇っているエージェントが多く、若い世代をターゲットに活動しています。履歴書の確認や面接対策も行ってくれ、今の状況から内定が決まるまで厚くサポートしてくれるエージェント多いです。
【24歳】フリーターからの就活には失敗しないために
フリーターから正社員への就活で失敗しないために注意するポイントをご紹介していきます。
・マナーがなっていない。
24歳は、最低限のビジネスマナーがわかっていると思われている年齢です。沢山の方を見てきた面接官はすぐにマナーやモラルを守れる人間なのか、わかってしまいます。最低限のマナーや相手に対する気遣いや思いやりができない人は、仕事でも会社の中の人間関係でもトラブルを起こす可能性が高く、不採用になることも。
相手がいる仕事ならば、さらに基本的なビジネスマナーは備えておかなければなりません。就活中のうちに、少しずつおさらいやマナーの勉強をしてみましょう。
・履歴書に不備がある。
事前に履歴書を送付して、書類選考で一次審査を行う会社も少なくありません。顔が見えず、会話ができないからこそ、履歴書はとても大切なものになります。言葉遣いや書いている内容だけでなく、丁寧さ・誤字脱字に細心の注意を払って作成しましょう。
最近では、履歴書にしようできるプリクラや写真をプリントアウトしたものなどが普及しています。しかし、社会のマナーとしてどちらも受け入れられることはありません。しっかりと証明写真をとってください。
履歴書に折り目や汚れがついていないか。間違った部分があれば修正せずに、完璧にかけるまで書き直してください。字を書くのが苦手な方でも、丁寧さで気持ちややる気は伝わりますよ。
・面接での応答
必ず就職では面接をして、合否が決定します。この面接こそが大きな山場ですが、自分のことをしっかり相手に伝えることはできますか?特に、不合格になりやすい方が答えられない質問は「前の会社はなぜ辞めたのですか?」「なぜ前の会社をやめてから会社を受けるまで期間が開いているのですか?」「将来はどんな風になりたいですか?」の2つ。
期間が開いてしまったことは、不合格になる理由ではありません。その間にしっかりとアルバイトをして就活をしていたり、趣味などに集中していたのであればはっきりと伝えることが大切です。
前の会社を辞めた理由も、自分の中では不満があるでしょう。しかし、辞めた職場の悪口を面接でいっても自分にマイナスになるだけです。自分に落ち度があったことを認め、改善をしていくなど、必ずプラスの方向に発言するようしてください。
そして、将来の設計や未来予想ができていないと、なにを目指しているのか伝わらず、あまり良い印象は与えません。しっかりと、どんな大人になりたいのか。会社でどんな働きをしたいのか。子供や家庭を作りたいのか。自由に自分の将来を考えてみてください。
面接は誰しも緊張してしまいます。できるだけ聞かれることをリサーチし、暗記していくこともあるでしょう。しかし、面接官は「考えて話せているか」を確認している場合が多いです。暗記した内容ではなく、聞かれたことにその場で少し時間がかかっても、考えて話せるような気持ちを作って面接に望みましょう。
24歳の若い自分を売れる最高のタイミングで正社員に
24歳は、誰もが採用したい年代であることがわかりました。フリーターのままで自分の好きに生きていく道もありますが、正社員として安定を手に入れながら上手に時間を使い、自由に生きることもできます。結婚や子供が欲しい方は、すぐにとは言いませんが正社員で会社に勤めている方が良いでしょう。
将来に不安を感じる方、就活を始めたい方。早めに行動をして、正社員を掴みとりましょう!