フリーター期間が長いと年金受給額が減る?払えない時はどうすべき? | ニート・フリーター・退職代行のおすすめ情報

フリーター期間が長いと年金受給額が減る?払えない時はどうすべき?

フリーターにとって年金は、頭を悩ませる問題の一つです。フリーターで収入の低い自分は果たして年金をもらえるのか、もらえるとしてどれくらいの受給額になるのか、さらに収入が低いせいで年金を払えないときはどうすれば良いのか……などなど、悩ましいことはたくさんあります。

年金は自分たちの老後のためにも、しっかり理解しておくべき社会保障です。今が良ければそれで問題と思って年金について何も考えていないと、いざというときに損をしたり嫌な思いをしたりすることは出てくるでしょう。特に長くフリーターを続けている人は、将来に対する意識が低い傾向があります。

そこで今回は、フリーターが理解しておくべき年金制度について解説しながら、あわせて年金の支払いに困ったときの対策をご紹介していきたいと思います。

フリーターにとって悩みの種となる年金制度とは

まず、フリーター・正社員関係なく、年金について理解しておくべき基礎知識を整理しておきましょう。フリーターにとって悩みの種となる年金は、主に3つの種類があります。

国民年金

国民年金は、20歳以上60歳未満の日本国民なら、誰もが加入する年金になります。この年齢に該当する人なら、基本的に雇用形態に関わらず国民年金に加入していない人はいません。全員に年金を納める義務があり、65歳からは受け取る権利があります。

国民年金では、10年間保険料を支払えば、老後に年金を受給できるようになっています。ちなみに以前は25年間の加入が必要でしたが、法改正により近年10年間に変更になりました。これにより、収入が低く保険料を納められなかった人でも、年金を受け取れるように変わったのです。

厚生年金

厚生年金は、主に会社員や公務員を対象とした年金制度です。厚生年金は会社から支給される給料から天引きされるかたちで、保険料を納めることになります。

基本的に、正社員であれば厚生年金に加入しているととらえて良いでしょう。アルバイトや派遣社員などのフリーターが厚生年金に加入できるかどうかは、会社や働き方によります。

厚生年金保険料を払っている人は、国民年金とあわせて保険料を払って積み立てることになるため、もらえる年金は国民年金だけの人より多くなります。

共済年金

国民年金と厚生年金は日本の公的年金制度として有名ですが、他には共済年金というものがあります。共済年金は公務員や学校職員などが主に加入する公的年金になります。

共済年金も、基本的には厚生年金と特徴は同じです。フリーターをしながら生活費を稼ぐ人には、あまり関係はないものになることが多いですが、制度の一つとしては覚えておきましょう。

フリーター期間が長いと年金受給額が減る?

フリーター期間が長い人は、年金の受給額が減る可能性があります。年金はその人がどれだけ保険料を積み立てたかによって受給額が変わるため、収入が低いフリーターは老後には何かと不安要素が残るものです。

では、長い間フリーターでいた人はなぜもらえる年金が少なくなってしまうのか、具体的な理由を見ていきましょう。

フリーターは厚生年金に加入しないことが多い

先ほど触れてきたように、厚生年金に加入している一般会社員は、国民年金にしか加入していない人と比べてもらえる年金の額が高くなります。厚生年金を上乗せして保険料を積み立ててきているためです。

厚生年金に加入しない人とは、アルバイトやパートなど非正規雇用で働く人、自営業やフリーランスで仕事をしている人などが対象になります。フリーターもこれに該当することが多いです。

会社によっては、フルタイムで働いていればフリーターも厚生年金の加入対象とする場合はありますが、あまり多いパターンではありません。フリーターは厚生年金に加入しないことが多いため、長い間フリーターでいればその分もらえる年金は少なくなるということです。

厚生年金を受け取るには10年以上の加入が必要

実は厚生年金をもらうためには、最低でも加入期間が10年以上必要になります。これは国民年金と同じで、以前は25年の期間が必要だったのですが、近年10年の期間に変更されました。

この厚生年金の資格期間は、年金をもらううえで重要なポイントになります。例えば、若い頃からずっとフリーターをしてきて30歳でようやく就職、39歳まで正社員として働いたとします。すると、この39歳の時点では厚生年金の加入期間は9年になります。ぎりぎり10年という条件を満たさないため、この時点では65歳になっても厚生年金を受け取ることはできません。

今後再び正社員としてしっかり働いて厚生年金の加入期間を10年以上にしないと、結局もらえる年金は国民年金だけになります。フリーター期間の長い人の年金が少なくなりがちなのは、このような厚生年金の資格期間も関係してくるからなのです。

フリーターで収入が低い…年金の支払いに困ったら?

フリーターで収入が低いと、やはり年金の支払いにも困ってしまいがちです。年金の保険料は、決して安いとはいえない額なので、支払いができない状況に陥る人は少なくありません。

では、フリーターで収入が低いせいで年金保険料の支払いに困ったときは、どうすれば良いのでしょうか。対策として実践すべきことを考えていきましょう。

払えないことを素直に相談して待ってもらう

年金が払えないことを素直に相談し、支払いをしばらく待ってもらいましょう。払えないからといって未納のまま放置しておくと、65歳になってから年金がもらえなくなる可能性があります。年金をもらうためには10年の納付が必要になるため、定年が近づいてあわてて数年納付するだけでは、年金はもらえないのです。

未納の状態があまりにもひどくなると、給料の差し押さえに遭う可能性も出てきます。まずは年金事務所に「現在は払えない」ということを素直に相談しに行き、今後どうすれば良いのか指示をあおぎましょう。

フリーターで収入が低いときは免除制度を利用する

フリーターで収入が低いときは、年金の免除制度を利用するといった対策もあります。経済的に困窮していて生活するだけで精一杯……という状況なら、もはや払えなくて当然ですし仕方がありません。

免除制度の利用の申請をして、認められれば、一定期間は保険料の納付をしなくて良くなります。その間は形上は納付している扱いになるため、後になって足りない分の保険料を支払えば受給資格を得ることができるのです。

フリーターで収入が低く年金を払っていけないと相談した際には、こういった免除制度の案内もあるでしょう。未納のまま放置するのではなく、相談して待ってもらったり免除制度を利用したりするなど、しっかり対策するようにしましょう。

年金が不安…フリーターをそろそろ脱出したいときは

自分の年金受給額が少なくなるのは嫌、老後が不安…と思ったら、やはりフリーターの状態からは早いうちに抜け出しておきたいところです。年金について不安を感じたら、就職を考えるタイミングとしてはちょうど良いのかもしれません。

年金が払えず苦しむのは嫌だ、フリーターのままで年金の受給額が低くなるのは嫌だなどの心理は、正社員を目指すためのモチベーションになります。誰だって安心して老後を迎えたいものです。

ここからは、フリーターが就職を考えるときのポイントを解説していきたいと思います。

ハローワークや就職エージェントを利用して就活する

就職を考える際は、ハローワークや就職エージェントを利用して、確実に就活しやすさを上げていきたいところです。特に年齢をある程度重ねているフリーターの人、長くフリーターを続けている人、今までに正社員経験が一度もない人などは、積極的にそういった就職支援は利用するべきと言えるでしょう。

ハローワークや就職エージェントの良いところは、自分に合った仕事を的確に紹介してもらえること、面接対策や研修を実施してくれること、就職についての相談を受け付けてくれることなどがあげられます。自分一人の力だけでは、中途採用の狭き門を潜り抜けるのはなかなか困難を極めるため、情報を集めるためにも、利用できる支援は積極的に利用していきましょう。

紹介予定派遣や社員登用のあるバイトをする手も

紹介予定派遣や社員登用制度のあるバイトを始めるという手もあります。特に紹介予定派遣は、いずれ正社員になることを予定として雇用契約を結ぶため、派遣の段階で特に問題がなければスムーズに就職できる可能性があります(ただし契約社員の紹介予定派遣もあるため要注意)。

社員登用制度のあるバイトも、職場によっては就職に向けてかなり期待が持てる場合があります。バイトの面接の際に正社員になれる可能性はどれくらいあるのか聞いてみましょう。

どんな求人にも謙虚で前向きになることが大切

ある程度年齢を重ねてから就職する人や、もしくは正社員経験がほとんどない人の場合は、やはり仕事の選択肢は少なくなりやすいリスクがあります。ブラック企業などに就職することは避けなければなりませんが、仕事を選り好みする余裕はあまりないと思っておいた方が良いでしょう。

フリーターで社会人としての経験が不足している人でも就職できる人は、ある程度どんな業界にも前向きに興味を示せる人です。自分にできる仕事は何なのかをよく考えたうえで視野を広げ、いろいろな仕事と謙虚に向き合う姿勢を大事にしていきましょう。

まとめ

フリーターにとって年金は決して看過できない問題の一つです。フリーターでいる期間が長いと、もらえる年金は少なくなりやすいため、やはりそういった意味でもフリーターより正社員の方が安定性は高いものです。

そしてフリーターは収入が低いため、年金が払えないといったことにも悩まされがちですが、滞納して放置するのは避けたいところです。免除制度を利用したり納付時期を相談したりしながら、年金の未納はしっかり回避していきましょう。そして年金の支払いに困るようなら、そろそろ就職について向き合うことも、ぜひ忘れないでおきたいところです。

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