就活エージェントで仕事を探す人は年々増えていますが、特に既卒者と第二新卒でエージェントに登録する人の数の伸びにはめざましいものがあります。
既卒者というのは高校や大学・専門学校などを卒業してから1〜3年の間に一度も就職をしたことがなく、かつ現在就職先を探している人のことを言いますが、正社員として働いた経験がなく、アルバイトやフリーターをしている人も既卒者と呼ばれることも多いようです。
既卒者は企業で新人研修などの正式な教育を受けてないため、第二新卒と比べると企業に採用されにくい傾向がありますが、就活エージェントを上手く利用すれば効率の良い就活をすることも可能です。
人手不足の今こそ既卒が就職するチャンス!エージェントに登録する方法
厚生労働省では「有効求人倍率」と呼ばれる指標を発表していますが、これによれば大卒求人倍率は2019年で1.88倍、2020年には1.83倍になっています。
有効求人倍率というのは厚生労働省の機関であるハローワークが企業から受け付た求人数を求職者の数で割った数値ですから、1.83倍ということは就職を希望する人一人に対して1.83箇所の企業の求人があるということになります。
つまり新卒者であれば完全な売り手市場なわけですが、既卒の場合には新卒よりは仕事を探すのがやや困難だと思っていれば間違いありません。
いずれにせよ求職者の方が求人案件よりも圧倒的に少ないわけですから、「既卒だから就職は難しい」と諦めずに特別なスキルを磨いたり専門分野の勉強をしたりすれば希望通りの優良企業に就職することも不可能ではありません。
既卒が習得しておきたいスキル
既卒者というと学生時代に就職活動を真剣にしなかったというネガティブな目で見られることも多いのですが、就職に役立つしっかりとしたスキルを身につけておけばエージェントなどを通して条件の良い企業に就職することができます。
例えばどこの企業でも人手不足の傾向にあるエンジニアになるためにプログラミングスキルを身につけるのも悪くないアイディアです。
スキルさえあれば採用をする側としては既卒でも第二新卒でもさほど問題にしませんから、将来のことを考えて真剣に就活をしたいのであればプログラミングの勉強から始めてみるのもいいかもしれません。
就職予備校と呼ばれるところでは既卒者や第二新卒が有利に就活できるためのスキルを学べる講座をいくつも用意していますので、こういったところで学習しながらエージェントで仕事を探すのもおすすめです。
就活エージェントに登録する方法
就活エージェントのほとんどは無料で登録することができます。
既卒向けの案件を数多く扱っている「DODA(デューダ)」の場合を例にとって見てみた場合ですが、まず「会員登録」のページに進んだら名前と生年月日、性別、学歴、住んでいる都道府県、電話番号、そしてメールアドレスなどの基本情報を入力します。
これだけで仮登録は終わりなのですが、「その他サービス申し込み」という欄にデフォルトで入っているチェックを外さなければ語学・保有スキルや最終学歴詳細などの詳細情報を入力する画面に移ります。
最後に「この内容で登録する」をクリックすれば登録が完了します。
基本情報と詳細情報の両方を入力しても5分程度で終わりますから非常に簡単です。
他の就活エージェントの登録方法も似たようなものなので、いくつかのエージェントに登録しておけば就職できる可能性が高くなります。
既卒でも有利に就職!エージェントを200%活用しよう
就活エージェントは単なる求人サイトとは違って、様々な面から登録者をフォローしてくれますから、十分に活用してストレスの少ない就活をしたいものです。
専任のキャリアコンサルタントが就職相談に乗ってくれる
就活エージェントに登録すると専任のキャリアコンサルタントが付きますが、コンサルタントは求人を紹介してくれるだけではなくて既卒の就職相談に乗ってくれますから、自分がどんな職場に向いているのかを確認しながら就活することができます。
非公開求人にアクセスできる就活エージェントも多い
就活エージェントの魅力の一つは非公開求人を扱っていることにあります。
一般には公開されていない非公開求人には高収入・好条件の案件がたくさんありますが、就活エージェントに登録することによって非公開求人にアクセスできるようになります。
それだけではなく、希望勤務地などの条件を細かく登録しておけば企業側から直接スカウトを受けることもできますので、時間をかけずにゆとりを持って就活をすることができます。
面接の日程調整や年収交渉も行なってくれるなど至れり尽くせり
履歴書・職務経歴書の書き方を指導するだけでなく、志望する企業の書類審査に通りやすいように添削もしてくれますし、面接の日程もアレンジしてくれるなど、いたれりつくせりのサポートをしてくれるのがエージェントです。
それだけではなくて企業との年収交渉も行ってくれるので、既卒でも条件のいい職場に就職することができます。
このように様々なサービスをエージェントが無料で提供できるのは、採用企業がお金を払っているからです。
ですから求職者はエージェントのサービスを200%活用して後悔のない就活をしてほしいものです。
自分を客観的に見つめる場として活用する
既卒者の中には学生時代に就職活動はしたけれども、気に入った会社がなかったために就職しなかったという人もたくさんいます。
また、自分がどういう仕事をしたいのかをよく見極めることができずにズルズルと就職をしないで来てしまった既卒者というのも非常に多いものです。
こういったタイプの人は意外と「何事も自分でする」「他人任せは嫌いだ」といった性格であることが多いものですが、就活エージェントでコンサルタントとの面談を繰り返しているうちに自分の欠点が分かってくることがあります。
コンサルトの方も適切なアドバイスをしてくれますから、これをよく聞き入れながら自分を客観的に見つめ直し、自分のどこが悪いのか、どういう点を改めれば採用に繋がるのかなどを考えていくことによって道が開けて行きます。
既卒の就活におすすめのエージェント3選
既卒が就活で成功するためには、既卒やフリーターに特化したエージェントを選ぶのが得策です。
面倒見が良く、様々な面から就活をフォローしてくれる就活エージェントとしては次の3つがおすすめです。
仕事を早く見つけたい既卒者におすすめの「DYM就職」
東京の西五反田に本社を置き、大阪の梅田に事業所を構える「DYM就職」は第二新卒や既卒、さらにフリーターでも正社員の仕事を見つけられる就活エージェントとして人気があります。
就職率はなんと96%と非常に高く、書類選考免除で直接面接までこぎつけることができますから、できるだけ早く仕事を見つけて働きたいという既卒者にはぴったりです。
就職経験がない人でも面談でどんな仕事が適切なのかを一緒に考えてくれますし、もちろん内定まで完璧にサポートしてくれますから何の心配もいりません。
東証一部上場企業の案件なども豊富に扱っていますから、将来を見越して安定した企業に就職したい人はぜひDYM就職に登録しましょう。
未経験でも正社員になれる!「ハタラクティブ」
「ハタラクティブ」は首都圏をはじめ大阪、名古屋、福岡などに拠点を展開する就職支援エージェントです。
20代のフリーターと既卒・第二新卒に特化した求人を扱っているエージェントですので、既卒者はぜひ登録して専任アドバイザーのマンツーマンサポートを受け、社会人として羽ばたいてほしいものです。
ハタラクティブでは未経験でもOKの求人を常時2,300件以上扱っていますから、これまでアルバイトでしか働いたことのない既卒者でも気に入った案件に出会うことができます。
ハタラクティブに求人を出している企業の多くは経歴よりも人柄を重視しており、幅広い人材を採用して長期的に育てていきたいと考えていますから、既卒でも正社員として働ける可能性は大です。
カウンセリングの時しか公開できない未掲載求人もたくさん扱っていますから、思いがけず有名企業に出会うこともあります。
ハタラクティブは実際に取材した企業のみを紹介している点が他のエージェントとは違いますが、社内の雰囲気や仕事内容も把握した上で登録者とのマッチングを行っていますので、採用が決まって入社した時点で「想像していた職場とは違う」とがっかりする心配もありません。
「ウズキャリ既卒」は手間暇をかけた徹底サポートが特徴
他のエージェントの10倍の時間をかけて徹底した就活サポートを行ってくれるのが「ウズキャリ既卒」です。
既卒や第二新卒の人が自分のキャリアを積めるようにという願いから誕生したウズキャリ既卒は、社員自体が元既卒と元第二新卒ばかりで構成されている就活エージェントです。
ウズキャリ既卒を通して採用された人の1年後の定着率は実に94.7%ですから、このエージェントで就職すれば成功ほぼ間違いなしと思っていいでしょう。
まとめ
企業によっては既卒の採用にあまり力を入れていないところが多いのですが、就活エージェントを活用すれば未経験の既卒者でも正社員として働き始めることができます。
大学を卒業する時に就職をし損ねてしまった人、学生時代に就職活動に力を入れなかったけれど最近になって真剣に働きたいと思い始めたという人はこれからでも遅くはありません。
さっそくエージェントに登録して仕事探しを始めましょう。